クラウド関連技術ブログ

Zabbixを自動化しよう!! ~其の四~

投稿日:2014/01/08カテゴリー:zabbix

どーも!
FL.OPSの中の人その4、ウッシーです。

新年、明けましておめでとうございます!
今年も「Zabbix」で突き進みます!!

今回は、前回バージョンアップした新バージョン「2.2」の機能を使って、
「監視対象機器の登録から監視開始までを自動化!」します!!!
(前回の記事はこちら

使用する機能は、前々回にご紹介した「①Agent自動登録」です!!
(前々回の記事はこちら

では、早速やってみましょう!!
① 環境のご紹介

今回、自動登録する機器は、Niftyクラウド上のLinuxサーバです。

 

② ZabbixAgentのインストール

まずは、監視対象機器へZabbixAgentをインストールします。
もちろんバージョンは「2.2」です!!
(インストール手順は割愛します!!笑)

20140108_01

ZabbixAgentを起動する前に、
設定ファイル「/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf」を修正します!

・Hostname=TEST_Nifty ・・・対象機器のホスト名を指定
※ OSのホスト名をそのまま使用して問題ない場合は、
“HostnameItem=system.hostname”を使用すれば、
機器毎に設定を変更する必要が無くなります!

・Server=<ZabbixサーバのIPアドレス>

・ServerActive=<ZabbixサーバのIPアドレス>:10051
※ 監視対象機器からZabbixサーバに対して、
10051/tcp(変更可)の通信が可能となるよう、
必要に応じて、ファイアウォールの設定変更を実施して下さい!

HostMetadata=Linux ・・・自動登録の条件(OSやサーバ種等)を任意で指定
※ この設定が新バージョン「2.2」から新たに追加された項目です。
※ “HostMetadata”ではなく、”HostMetadataItem”を使用すれば、
Zabbixのアイテムキーを使用して、OS等の情報を自動で取得してくれるため、
機器毎に設定を変更する必要が無くなります!

20140108_02

 

③ 自動登録の設定

[設定]-[アクション]画面で、右側のイベントスースを[自動登録]に変更し、
[アクションの作成]ボタンを押します。

[アクションの設定]画面の[アクション]タブでは、任意の名前を指定します。
今回は「ホスト自動登録(Linux)」としました。
(それ以外の項目は、特に変更不要です。)

20140108_03

[アクションの設定]画面の[アクションの実行条件]タブでは、
ZabbixAgent側に設定した自動登録の条件を指定します。

20140108_04

[アクションの設定]画面の[アクションの実行内容]タブでは、
先程設定した実行条件に合致した場合に、実行する内容を設定します。

今回は、機器登録から監視開始までを自動化するので、
以下の通り設定しました。

・ホストを追加
・ホストグループ”Linux servers”に追加
・テンプレート”Template OS Linux”とリンク

20140108_05

ここまで設定が終わったら、[保存]ボタンを押します!

20140108_06

これで準備は完了です。

 

④ 動作確認

ZabbixAgentを起動すると、、、
起動直後にアクティブチェックが動作するので、、、

おぉ!!自動登録されました!!!

20140108_07

そして、テンプレートもリンクされ、監視が始まっています!!

20140108_08

 

という事で、
「監視対象機器の登録から監視開始までを自動化!」はここまで!!
今回、監視開始までを自動化したので、
次回は、「障害発生時の対処を自動化」ですかね!!

ではまた!!

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